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1999/10/8                   6号


喜怒哀楽

ただいまのテーマ

パソコンとインターネット事情

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 父からの国際電話。
「今、メール送ったから。見てね」
出国前に、無理やりe-mailの受信と送信の仕方を教えてきた。電話料金や、郵便料金を考えればインターネットを使わない手はないじゃないか。
でもね、お父さん。メール送ったあと必ず国際電話で連絡してくれるんなら、電話で話してもおなじことなのよ。
 その父も、今では、誤字脱字はあるものの十分立派にメールをつかいこなしている。もっとも、こっちから、して欲しいことと、送って欲しい物の連絡が主だから、案外、メールなんか使えない方が良かったなと後悔しているかもしれない。

 ともかく、ここスウェーデンでも、この数年のインターネット人口、パソコン人口の増加はめざましい。その主な理由として、会社が、自社の社員に安くパソコンを貸すシステムを取り始めたことがあげられる。
 つまり、会社が大量にメーカーからパソコンを買い上げる。それを、社員は、月300〜500クローネで借りる。この値段の差は、どのタイプのパソコンを借りたかによる差である。
ちなみに買うと10000から15000クローネする。i-mac(4GB)が、10990クローネで店頭に出ていた。1クローネは14円ぐらい。
 パソコンショップのお兄さんに最近の動向を聞いたら、現在のところ、8割がPC(ウィンドウズ系)で2割がマック。でも、どんどんマックがのしてきていて、彼の意見では5年後には半々になるだろうということ。
 マックがプロ好みというのは、スウェーデンでも同じようだ。
 大きな会社になればなるほど、大量に仕入れるので安く供給できるわけである。そして、通常3年たつと、タダかそれに近い価格で、自分の物になる。その時に、新しい機種に取りかえて新しい契約をしてもいい。
 ま、日本の月賦のようなものだが、要らなくなったら返せる手軽さがいいですよね。

 さらに、プロバイダ料金が安いことも魅力だ。
私の加入しているtninetは、最初に電気屋で、加入用のCD-ROMを買う。
249クローネだった。つまり、3500円ぐらい。それで、一年分の使用料金も含まれている。
 もちろんこれは、初年度割引で、二年目からは、年額495クローネ。つまり、7000円ぐらい。
 CD-ROMを使って契約をすますと、自動的に6つのメールアドレスと、それぞれのメールアドレスに10MBのホームページが付いてくる。合計60MBもサービスに含まれるのだ。
 っていわれても、ピンとくる人とこない人といますよね。例えば、私の「まあ、見てよ」という毎日更新の画像のページだったら、3000ページぐらい楽々入ってしまう大きさということ。
 日本だと、せいぜい5MBまで付いてくるとか、太っ腹なところで10MBぐらいではないか。
 しかも、電話会社との提携で、プロバイダ料金は限りなくタダに近づいていく傾向にあるという。

 さて、日本からスウェーデンに来る時、秋葉原に行って情報を集めた。
その結果、「海外対応のモデム」二万円以上。「電話線の接続用コンセント」数百円。「トランス」数万円(容量による)。を購入して出国した。
 そして、かずかずの試行錯誤の結果、上記のすべては、役に立たない、もしくは、不要であったことがわかったのだった。

 これから、スウェーデンに住む人は、ここは、必読ね。
まず、ノート型パソコンは、アダプターがすでに、240V対応になっているので、トランスがいらない。(ただし、プリンターなどの周辺機器は別)
 モデムは内蔵モデムで充分だし、なぜか、外付けモデムをつかうとうまくつながらない。つまり、無駄遣い。これは、高いだけにすごくくやしい。
さらに、わたしのように事前によ〜く考えて準備してきた人は、損をして、なにも考えずにとりあえず来た人は、損をしないという矛盾にであうのも悲しい。
 接続用コンセントは、全く役に立たない。インターネット用と言って、こっちのNTTみたいなTeliaの店で特別に買わなくてはならない。
(これらの画像は、10月7日付けの「見てね」に載せておきますから、必要のある方は参考にしてください。URLは最後。)

 というわけで、それらを使わないとインターネットにつながらないと信じこんでいたため、貴重な時間と、多大な国際電話料金(ユーザーサポートに連絡したり…)を無駄に費やしたのだった。青春をかえせっていいたい気分。

 トランスが要らないとなると日本型コンセントのさきにヨーロッパ用のプラグがないと電気がとれない。この、日本型をヨーロッパ型に換えるプラグは、ぜひ、日本で手に入れてきて欲しい。
 私は、このあたりで一番充実している部品店にいって、ないか尋ねたらけんもほろろに「ない!」と言われ、「どこにいったら手に入るでしょうか」とかなり下出に聞いたのに、その店員、はき捨てるように
「日本!!」と答えたのだった。
「日本にあるのは、私だってしってるわい」
と気分は関西弁で、ひとこと言い返してはみたものの、客にそう言う答え方はないだろう。と腹立たしかった。
 そういうくやしい思いをしないためにもぜひ、携帯してください。

 ところで、インターネットの活用法だが、ヨーロッパでは、個人的な人材さがしにも活躍している。
 私のスウェーデン語クラスの同級生は、ドイツからオペアガール(住み込みで働くベビーシッター)としてやってきた。インターネットで募集していたのに、応えて、雇い主がドイツまで面接に来て決まったのだそうだ。
 ライバルもたくさんいたとのこと。

 また、最近、イギリス時代の友達のロジャーからインターネットで知りあった、アメリカ女性と結婚することにしたというメールが届いた。
 ロジャーは最近、定年退職したが、先年、妻を癌で亡くして、やたらとさびしがっていたのだった。私が日本にいた頃も
「優しい50代のイギリス男性(自分のこと)。ユーモアあり、料理上手、アイロンがけもOK。庭仕事も好き。と付き合ってくれるような、日本女性がいたら、紹介してくれ」とメールをよこした。おもわず、
「私でどう?」と返信メールをしてしまったくらいだ。

 添付してあった写真をみると、くだんの女性、若くてきれい。どう見ても、つりあわない。夏に一度あったきりだというし、夫とふたりで、「こりゃ、きっとロジャーだまされているに違いない」
という結論に達したが、幸せの絶頂にいる彼にそれを伝えるわけにはいかない。とりあえず、お祝いの返信メールをだした。

「ロジャー
おめでとう。
ところで、あの写真、今の写真?それとも20年前の?もし、今の写真だったら、お互いの妻を交換しないか。」
という夫の言葉に続けて
「おめでとう。
ビックリした!
本気でアメリカ女性と結婚する気?
残りの人生を召使として過ごすことになっちゃうよ。
願わくば、幸せな召使になられんことを」
と書くと、再び夫が続けて
「女王はいつも、もっともっとって要求するよ。見ろよ!俺の人生」

 以来、ロジャーから返信メールはこない。

モデムなどの画像はここ




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