| エープリルフール |
April, april din dumma sill Jag kan lura dig vart jag vill エイプリルフールのはやし言葉のようだ。直訳すると、「四月バカ、マヌケなにしん、いつだって、あんたを騙せるんだから」ってとこでしょうか。(違ってたら教えてね) さて、スウェーデンではエイプリルフールといわずに、「アプリル、アプリル」と言う。そして、その日の新聞や、テレビニュースなどで、もっともらしいウソのニュースが混ぜて流される。 今年のシッドスベンスカ(スコーネ地方のローカル紙、この辺りでは、購読者が多い)という新聞では、第1面に「読者5000名にブレッドバンド無料プレゼント」企画を打ち出した。ブレッドバンドというのは、家庭用24時間接続のインターネットライン。つまり、一般家庭用のLAN。都市部のアパートなどでは、すでに取り入れているところも多く、ブレッドバンドに加入していると、わずかな料金で、電話回線とは別に、直接ネットと接続できて、しかも24時間接続なのだ。 しかし、その設備には、お金がかかる。引きたいのだけど、引けない。 シッドスベンスカは、一面に記事をだしたのみならず、「詳細は、40面」ということで、そこでは、1ページ丸々その記事に費やしている。 ブレッドバンドについてその良さを説明した後で、御丁寧に手順をまとめている。 さらに、応募は本日限りと、読者をあおる一文も忘れてはいない。 手順……インターネットサーフィンをはじめるために 1. コンピュータをセットして、インターネットに接続する。 2. 柔らかい乾いた布で、スクリーンをきれいに拭く。静電気を防止する為。 3. シッドスベンスカのホームページにアクセスする。 4. 「シッドスベンスカ読者の為の無料ブレッドバンド」という見出しをクリックする。 5. 右にある「無料ブレッドバンドダウンロード」アイコンをクリックする。 6. コンピュータは「コネクトミー」というプログラムをダウンロードする。その間、標準的なモデムで約30秒。 7. デスクトップに「インストール」というアイコンが出る。 8. それをクリックする。 9. さあ、「コネクトミー」プログラムがインストールされたので、これで、あなたのコンピューターは電源を通じて、インターネットに接続されました。 10. 今まで使っていた電話線からのインターネットを閉じて、電源からのブレッドバンドを利用したインターネットサーフィンを始めよう。 もちろん、コンセントから来るのは電力だけで、インターネットに接続できるわけはない。しかし、かなり多くのスウェーデン人が、シッドスベンスカのホームページにアクセスして、無料ブレッドバンドアイコンをクリックした。 そして、そこに現れたのは、「四月バカ」の文字だったのだ。お疲れ様!! ほかの新聞では、「洗濯機を横にして使うと、洗濯物の絡まり防止になる」という、かなりみえすいた宣伝が載っていたそうだ。 過去のアプリル・アプリルネタとして、編集前記にも書いた「携帯電話で信号をかえられる」と言うもの以外に、天気予報で「たつまき予報」がなされたというのもあったとか。 50代の知人が覚えている中で、一番の傑作は、 「白黒テレビをカラーテレビに変えるには、テレビの上から、女性用ストッキングをかぶせること」というのだそうだ。 みんなが、カラーテレビが欲しくて、しかも、高くて買えないころで、そんな簡単な方法で、カラーになるのかと、かなりの人が試したらしい。 というのも、ナイロンストッキングというのも出始めで、光に透かすと乱反射して、虹色が見えるので、さもありなん、と思われたのだそうだ。 今なら絶対だまされないでしょうね。 ということは、人の欲望をくすぐる「うそ」は、信じられやすいということね。 ところで、エープリルフールの起源は、遠く14世紀から16世紀ごろにさかのぼるそうだ。かつて春分が新年の始まりだったのが、1月1日を始まりとする新暦が採用されて、不満に思った人々が、エイプリルフールにもお祭りをした。 とか、キリストが捕まった後、たらい回しにされて愚弄されたことを忘れないための日。とか、諸説があって、はっきりしない。 この眉唾な感じが、だいたい「エイプリルフール」らしいですよね。 日本に導入されたのは、江戸時代で、「不義理の日」と名づけられていたのだそうな。 わたしの場合、一年中、どこかで不義理をしているから、一年中「四月バカ」なわけね。とほほ。 |
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