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2001/6/17                  77号


喜怒哀楽

ただいまのテーマ

外国人の彼

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 しばらく前の「結婚式」で、ネタにさせてもらったスウェーデン人のPさんと日本人のHさん。すみません。また、ネタにさせてもらいます。それから、マルモのSさんRさん。ルンドのMさんTさん。ネタにさせてもらいました。メールマガジン発行していくと、きっと、友達失って行くなあ。
 
 Hさんのスウェーデンで迎える最初の誕生日。Pさんと一緒に、コペンハーゲンに出かけ……るはずだったのに、乗った電車は、逆方向。
Hさんが、「あれ?あれ?」と思っているうちに連れて行かれたのは、ストックホルム。そしてそこから、フィンランドのナンタリにある「ムーミンワールド」に行ったのだった。
 これは、すべて、内緒でアレンジしていたPさんの「びっくりプレゼント」。実は、Hさん、かねてからムーミンのファンだったのだ。
「周りは、子連ればっかりで、いいおとなは、わたしたちだけ。なんだか、場違い…みたいだったんだけどね」と言いながらうれしそうなHさん。
 それを聞いた、周辺の日本人の友達たち「すごいなあ。いいなあ。うらやましいなあ」。
当然、夫もしくは、彼に伝える。

 Pさんの「びっくりプレゼント」は、これだけではない。今年の誕生日は、なんと日本帰省ツアー。それも、事前に、こっそり計画。でも、突然、帰国してHさんのご両親を驚かせてはいけないと、日本語の書ける友達に、「○日に、日本に行きますが、これはHには内緒にしておいてください」という手紙まで、出しているという細やかさ。
 予定した日程の最中に、Hさんの学校のテストが入ったりしないかと、ハラハラしながら、当日を迎えたというPさんの打ち明け話が、かわいらしい。
 それを聞いた、周辺の日本人の友達たち「すごいなあ。いいなあ。うらやましいなあ」。
そして、ふたたび、夫もしくは、彼に伝える。

 すると、ある日、その中の、日本人女性Sさんの同居のスウェーデン人ボーイフレンドRさんからメールが入っていた。
「○日は、Sの40歳の誕生日。びっくりさせようと思いますから、都合がついたら、3時以降、なにか1品持って、我が家に集まってください。他に、彼女を好きで、彼女も好きな交友関係を知っていたら連絡してね。あくまで、本人には、内緒の事」
 スウェーデンでは、30,40,50歳というような節目の歳を盛大に祝う習慣がある。
 で、わたし達は、大挙して、押しかけました。Rさんの集客能力のおかげで、その日Sさんは、夜中まで、つぎつぎと誕生祝の客を迎えたのだそうだ。

 前日になにも知らないSさんから「今日、急にRが、リビングの片づけをしようと言い出して、大掃除をしました」メールをもらったときには、Rさんの苦労が伺われてニタニタしてしまったんですけどね。

 もっとも、このびっくりパーティ、びっくりさせられたのはSさんだけではない。どうみても30歳そこそこだと思っていたSさんの本当の歳を知って、周囲も一同、とってもびっくりしたのでした。

 さて、もちろん、周囲の日本人の友達「すごいなあ。いいなあ。うらやましいなあ」。
当然、夫もしくは、彼に伝える。

 日本人女性Mさん。靴のバーゲンの時に、店頭で気に入った靴を見つけた。「良いなあ。欲しいなあ」と思いながら、バーゲン最後には、もっと安くなるかもしれないと、毎日、通りかかる度にウィンドゥを覗いていた。
 ところが、ある日、その靴は忽然と消えていた。売れてしまったのである。
 がっかりしたMさんは、同居のスウェーデン人ボーイフレンドTさんに話をした。
Tさん「それは、残念だったね」と慰めてくれるが、売れてしまったものは仕方がない。

 でも、それは、その後彼からのバレンタインデー(だったと思う)のプレゼントとして、彼女の前にふたたび姿を見せたのだった。そう、買ったのは、彼だったのです。
 その間、なにしろ同居の身。彼女に箱がみつからないように、彼は、それはそれは、心を砕いて隠したのだそうだ。

 それを聞いた日本人の友達「すごいなあ。いいなあ。うらやましいなあ」。
 学習するスウェーデン人彼たちに比べて、全然学習しない日本人夫たち。当然、視線は厳しくなる。

 さらに、ルクセンブルグに赴任中のイギリス人の友達。
「去年の夫からのクリスマスプレゼントはね。3つだったの。ひとつめは、近所のエステの1日コース券。ふたつめは、イギリスまでの一人分の航空券。みっつめは、わたし名義のクレジットカード。それでね、彼が子守り(注 3人のこども)をしていてくれるから、二泊三日で、イギリスの新年のバーゲンで好きなだけ買物しておいでって」
 「すごいなあ。いいなあ。うらやましいなあ」
 当然、わたしは、夫をなじりましたね。
「結婚して以来、そういう扱いを受けた事がない!」
 すると、夫。
「給料全部そのまま、まるごと毎月プレゼントしてるじゃないか」
なるほど……。でも、そのプレゼントには、家計のやりくりという付帯業務までついてきているのよね。

 ところで、このルクセンブルグの友達の話を掲示板に書いたら、日本人男性のこういう書きこみがあった。
「好きなだけ買物しておいでという男性心理の裏には、なにか、やましい事実があるはず」

 事実はどうあれ、在ルンド近郊日本人女性の間で、「いいよねえ。スウェーデン人の彼は」という評価はどんどん高まっているのだった。

 でも、何日間も秘密を抱えていられるスウェーデン人彼たち……すごく良い人なの?それとも、ホントは、すご〜く人が悪いの???



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